2012年7月18日水曜日

今日読んだ本と感想。

内容紹介

現在の定説「放射線はどんなに微量でも毒」への科学的反証
放射線の健康影響資料と動物実験を厳密に調査し、少しの被ばくなら危険ではない多数の証拠を記述。
最近の生命科学でわかりはじめた「人体防御機能のすばらしさの秘密」の一部を紹介。
「放射線は少しなら心配無用」といえる科学の時代がきたことを本書は告げる。

目次

序章 わが青春と原子放射線
1章 放射線に対する不安
2章 放射線の人体への影響
3章 人体は放射線に弱くて強い
4章 低線量の危険と発がん機構
5章 生物の進化と環境への適応
6章 原発事故放射能にびくともしない人体

人への放射線の影響を、実験、統計等を示しながら科学的、医学的に分かり易く、そして詳細に記述されていてとてもためになった。

特に、チェルノブイリ、スリーマイルの原発事故から得たデータ、統計等はとても興味深いものだった。(第4版で東日本大震災での福島の原子力発電所の事故についてのデータ、統計が加わることを期待!)

放射線の人体への影響を誤解していること、勘違いしていることを沢山知ることが出来たけど、それと同時に、ちゃんとしたデータ、調査とただ漠然とした恐怖の乖離を埋めるのは難しいことだなあともあらためて感じたりもした。

ということで、放射線に限らず、どんなことでもただ漠然と恐怖を感じて精神不安定にのではなく、客観的な事実を知り冷静になったり、あるいは冷静に、客観的な事実、データ、統計、科学的、医学的根拠を知ることは健康でいるためにはとても重要なことだなあと思った今日この頃。

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