2012年8月6日月曜日

今日読んだ本と感想。

内容紹介

問題の背後に潜む「美しき数たち」。

幾多の未解決問題が待ち構える数学の秘境へ──。
自分自身以外の約数の和がその数になっている「完全数」。
単純な規則から驚きの数列が生まれる「フィボナッチ数」。
「ピタゴラスの定理」と面積157の直角三角形の秘密。
リーマン予想につながる「ゼータ関数」。
22n+1(2の2乗のn+1乗)の形をした「フェルマー数」は果たして素数を表すのか。
大学入試問題を水先案内人にして、魅惑あふれる数論の世界に分け入る。

目次

第1章 素数の魅力――奥深き未解決の迷宮(ラビリンス)
第2章 完全数・メルセンヌ数・フェルマー数――個性ある数たち
第3章 ピタゴラスの定理から眺める世界――直角三角形が奏でる数論の調べ
第4章 黄金比とフィボナッチ数列――方程式χ2-χ-1=0に潜む数の世界
第5章 パスカルの三角形からの展開――多角数、分割数から暗号まで
第6章 単位分数――エジプト数学からの贈り物
第7章 ゼータ関数――素数の分布からリーマン予想へ

物事をいろいろな角度、側面から見たり考えたりすることの大切さをあらためて感じた。1、2、3・・・の数は日常生活の中ではは何かの個数を数えたり、沢山ある似たような物をし吉備津するのに番号を付けたりするのくらいにしか使わないけど、それをちょっといじくってみたり比べてみたり、いろいろと眺めたり考えたりするだけで、本書には収まりきらないくらいの沢山の面白い、興味深い性質が浮かび上がってくることが分かったから。

ただ、難易度的には高校数学(ともうちょっと先くらい?)の知識が必要な話も沢山あるのでそこまでの知識は無い、あるいはもともと数学が好きではないという人には読むのがしんどい1冊かも。

逆に、高校数学くらいまでの知識はちゃんとあって、かつ数学が好きという人にとってはとても面白く読み進めることができる1冊。(でも、見た目は簡単な問題も沢山あるので、高校数学くらいまでの知識が無くても数学が好きなら十分楽しめるかも 

ということで、私はどちらかというと後者で数学が好きな方なので、今まで以上に数学の女王呼ばれる数論の世界に興味がわいてきた今日この頃。

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