2017年11月11日土曜日

学習環境

解析入門〈3〉(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第12章(距離空間の位相)、12.1(位相の基礎的諸概念)、問題14.を取り組んでみる。

  1. 必要条件であることについて。

    a をメの任意の点、

    ε

    を任意の正の数とする。

    このとき、

    B 1 a ; ε

    は距離関数

    d 1

    の意味での開球だから、

    X , d 1

    の開集合である。

    この開集合に対応する

    X , d 2

    の開集合をOとすると、

    O = B 1 a ; ε

    また、 ある正の数

    δ 1

    が存在して、

    B 2 a ; δ 1 O

    よって、

    B 2 a ; δ 1 O
    B 1 a ; δ B 2 a ; ε

    の場合も同様して、ある正の数

    δ 2

    が存在する。

    よって、

    δ = min δ 1 , δ 2

    とおけば、

    B 2 a ; δ β 1 a ; ε B 1 a ; δ B 2 a ; ε

    が成り立つ。

    十分条件であることについて。

    O を 距離空間

    X , d 1

    の任意の開集合とする。

    a をO の任意の点とする。
    集合は開球の和集合として表されるので、1つの開球を

    B 1 a ; ε

    とする。

    仮定より、 ある

    δ > 0

    が存在して

    B 2 a ; δ B 1 a ; r B 2 a ; δ O

    よって、 Oは距離空間

    X , d 2

    の開集合である。

    同様に、O を距離空間

    X , d 2

    の開集合とするとき、 O は距離空間

    X , d 1

    の開集合となる。

    よって 2つの距離開放に関する2つの開集合は 1対1に対応するので一致する。

    以上より、2つの距離関数が位相的に同値であるための必要十分条件である。(証明終)

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